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新作『鳴龍』を発表しました

みなさま、お久しぶりです。國立です。

この日記に久々に書き込むことができるような活動ができました。


新作「鳴龍」です。

nakiryu.png


この演目は主に國立が中心に制作を全て行い
無事完成させることができました。


今後はこの演目を、何度も公演できますように活動場所を探してゆく次第です。
ぶっちゃけ「お寺や神社などで公開できたらいいのに」と思うのです。

木の空気もさながら、見ている人も演者もその世界に入り込みたいですよね。


では、また詳細を後日に。

それでは
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長唄『宝船』

緊急告知!

今回、当日のお知らせになってしまいましたが
去年お世話になりました「双子のライオン堂」さんで
パフォーマンスを行うことになりました。

日時:2018/4/8/SUN

場所:双子のライオン堂

料金:ワンドリンク付き1000円

立ち方:國立 照  弾き手:大西 香澄

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いつも映像で魅せることの多い私たちですが
今日は日本舞踊 長唄『宝船』を素踊りでご披露いたします。

※素踊り=歌舞伎演目のような派手な衣装などをつけず、其の儘(素)の着物で踊ること

七福神が宝船に乗っているイラストは見たことがありますか?
宝と書かれた帆を掲げ、にこにこした神様が乗っている図です。


弁財天

毘沙門天

布袋

大黒

恵比寿

福禄寿

寿老人

と七人。
よくお正月とかに見る機会があるかな。

その絵をモチーフに
当時の吉原での廓遊びを七福神で表しちゃおうというような曲です。

唯一女性の弁財天様を花魁に見立てて
毘沙門天様や布袋様が取り合いをしたり
仲裁に大黒様が出てきたりとお茶目な姿が面白い演目です。

出始めは長き夜のーの回文から。
回文とは前から読んでも後ろから読んでも同じ文を指していて

『長き夜の 遠の睡ねむりの 皆目醒めざめ 波乗り船の 音の良きかな』

の回文が歌詞に散りばめられ、
最初と最後がつながる(ループ)できる踊りの振りも見所です。

昔、江戸時代では宝船の絵は
この歌を三度読み
枕に轢いて寝ると良い夢がみれるとのことで
正夢のためにお正月、購入されたりしていたのだとか。

とにかくおめでたいですね!

一人の立ち方がコロコロと別の役をこなして
物語の場面を語るのは日本舞踊ではよくあることなのですが
今回は7人の神様と廓の禿や太鼓持ち。。など
さまざまで見応えあるものです。

もし見にこられた方は是非、どのシーンがどの役か。
推理しながら見るのも面白いですよ!

それでは本番にまた会いましょう^^


國立



新年というより、もはや新年度

どうも、日記を放置するので有名な國立です。

最後の更新からもう3ヶ月。
時が経つのが早すぎると桜を見ながら泣きそうになってます。

桜が咲くともう去年の『櫻ピクセル』を思い出さずには
いれないですね。

シーケンス 010

櫻ピクセル

『踊りカラクリ語り』も結成して
卒業から数えれば3、4年目に突入してしまうのですよ。

団体的にも人生的にも色々あったため
なんか”何にも感じなくなり始めた”國立はちょっとスランプモードみたいです。

こちらのブロブもですが

どんなことを書くと楽しいかなー

とか

行動しなければー

とか新年度の準備に乗れなくてひーこらいってます。

皆様も春の支度にせかせかしてますか?



師走に入って

どうも、お久しぶりです。

師走に入り、寒さは厳しくなるばかり。。。
あったかいお鍋が食べたくなる季節になりましたね…!

さて、なかなかブログを更新できずにいたのですが
今準備を始めています。

新作の物語がほぼ完成し、制作の真っ只中になったので
ちょっと趣向を今までより変えて
皆様にお届けできたら良いなぁ
なんて企画しています。

そんなこんなで、年の瀬に振り返りも兼ねて
色々整理中です。

昔の記事を読んで恥ずかしくなったり
よく更新をまめにブログを書ける方って
すごいなぁと思います。

では、ちょっとまた整理してきます!

國立

打ち合わせ(舞台設定、イメージボードなど)

さて日にちがあきまして、ブループリント(脚本)が出来たら

打ち合わせの段階です。

打ち合わせって何をするの?と、いった疑問ですが
私達の団体では

『プレゼンテーションを含めた企画実行の説得』の側面



『方向性の確認と実際の計画にまつわる仕事を分担する』


が相応しいかもしれません。


この企画は、これだけ素晴らしく、作り上げるためには、あなたの力が必要です!
と口説きまして、納得してくれたら実際に仕事の説明をする感じです。

これは仲間同士でだってあります。大切なことじゃないかな。


S__7307266.jpg

アーティストって一つの楽器に似てます。
それぞれ別な楽器でセッションしますので
あなたはこのパート、
あなたはこのパートをよろしく!って初めのうちにそれぞれの楽譜を渡します。

で、こんな雰囲気の曲を奏でるために
フルートとギターで、もの悲しくも優しめに…

と具体的にお願いします。(これが打ち合わせ)

それを各自で読み解いて貰いながら、こうしようああしようと
アレンジしてもらい全体に加えていく。(こっちは制作)

もっと気軽な即興演奏セッションもよくありますが…

私はオーケストラに近いものをしたがるので、
楽器の奏者に合わせて楽譜を書き直していく作業も多いです。

重要となるのは楽譜(企画趣旨)を共有することでして…
ぶっちゃけこれは予想以上に時間がかかります。
(この段階で伝わって欲しいですが…まずありえない)

人の感性はそれぞれですから、
「伝わってるだろう」が「伝わってない」時の方が当たり前なんですよね。

実現していないものを伝えるのほど苦労することはない…とほほ

企画者の頭の中のイメージをなるべく読み込んでもらい
理解して、調整する読み合わせる時間がかかるのです。

制作中にも大きくズレてる場合は軌道修正をお願いしますが
「最初の段階」で少しでもズレを少なくしたいのが人の心ではないかと…

さて、この段階でよく使う共有アイテムは『物語』です。

脚本ではなく『物語』あとはイメージボードも一緒に作成します。

youseino.png


こんな空気感というのは絵の方が情報が多くて伝わりやすいです。
ラフでもいいから、あるのとないのでは違いますよね。

もちろんこれが一人でやるのでしたら、無い作業工程です。
やらなくても自分が分かってればいいから。

(それでも書いてみることは多いですよ…!)

(なんせ自分でもよくわかってない時あるので)

こんな感じが打ち合わせです。

人を巻き込むって結構大変力が必要で、
ありがたいことなんだなって実感します。